体だけでなく、頭も鍛える――。中日のドラフト1位・ブライト健太外野手(22=上武大)が今オフは読書にふけることを宣言した。

 読書好きとなったきっかけは中学時代。同じ野球チームだった友人の父から渡された伊坂幸太郎氏の小説「グラスホッパー」だった。「いろいろあって、そのお父さんから怒られた。あまり勉強しなくて成績が良くなかったので『勉強しないのなら本ぐらい読め!』と言われて渡されました。それから伊坂幸太郎の小説にハマってしまった」と打ち明ける。

 しかし、大学時代は「本を読みたいなとは思っていたが、練習時間が長いし、あまり余裕がなかった」と思う存分に読書ができず、ストレスをためることもあった。今回、プロ入りが決まったことで「これまで伊坂幸太郎の面白い本ばかりで難しい本はあまり読んでこなかった。これからはプロの方々の本とかを読みたい」と〝新ジャンル〟にチャレンジすること決意した。

 まずターゲットにしたのは立浪和義監督の著書「勝負の心得」「負けん気」だ。何も指揮官の本を読んでゴマをすろうというわけではない。この2冊にはミスタードラゴンズの野球に対する〝考え方〟〝教え〟など勝負哲学が満載。生い立ちから中日一筋の野球人生、将来の展望まで語り尽くされている。

 立浪監督が保持する487本の通算二塁打記録超えを目標に定めているブライト。それだけに立浪監督を含めプロで成功を収めている偉大な選手の本から少しでも何かを吸収しようと「そういった意味でも、いろんな方の本を読みたい」と張り切っている。

 今オフはトレーニングはもちろん、立浪本を読破して指揮官の神髄を会得し、プロで成功をつかむ足掛かりにするつもりだ。