投打二刀流を復活させたドジャース・大谷翔平投手(31)のポストシーズン(PS)での起用法を巡り、不穏な情報が浮上している。

 6月中旬からリハビリを兼ねて2シーズンぶりのマウンドに立つ大谷は、21日(日本時間22日)までに13試合に登板して1勝1敗、防御率3・29。41イニングを大きく上回る54奪三振をマークし、順調な回復ぶりを見せている。打者としてはナ・リーグ1位タイとなる53本塁打、99打点など圧巻の成績。10月のPSでの起用法も焦点となっており、投手としては先発をはじめリリーフ、クローザーとあらゆる可能性が模索されている。

 そうした中、米全国紙「USA TODAY」の敏腕記者、ボブ・ナイチンゲール氏はこの日、「ドジャースが大谷翔平の二刀流選手としての特例により、他チームより1人多い投手登録枠を持つことに各球団が不満を抱いている」と報じた。具体的な球団名などは伝えていない。

 先発投手として出場した場合は降板後もDH(指名打者)として試合に出続けられるが、救援登板後に交代した場合はDHでの出場はできなくなる。そのため、大谷はあらゆるケースに備え「外野」の守備に就く可能性にも言及した。同氏は「彼は2021年以来、外野を守っていない。ポストシーズンで大谷が指名打者兼先発投手以外の役割を担う可能性は極めて低い」と記したが、ライバル球団の「不満」がうっ積しているとは何とも不気味だ。

 投打で一人二役を超一流にこなしてしまう大谷は〝ズルい〟ということのようだが、その唯一無二の才能を評価してドジャースは10年総額7億ドル(約1015億円=当時)のメガ契約を締結した。

 米メディア「FANSIDED」は「大谷が二刀流選手であることは周知の事実だ」とした上で「出場可能であればポストシーズンでは必ず先発投手として登板し、打席にも立つ。他球団が不満を漏らすことも理解できるが、ナ・リーグのライバル球団もこの事態を予見できていたはずだ」と断じた。

 登板を重ねるたびに二刀流の完全復活に近づく大谷。妙なトラブルに巻き込まれないことを願うばかりだ。