阪神が9日のDeNA戦(甲子園)で55日ぶり、今季6度目の完封負けを喫した。零封での敗戦は7月16日の中日戦(甲子園)以来。7日に7度目のリーグ優勝を決めた試合以来、2日ぶりの実戦で4連勝が止まり小休止となった。

 先発・村上は2回、佐野の適時二塁打とケイの2点適時二塁打を許すなど、7回4安打3失点で4敗目。7奪三振で124個と数字を伸ばしリーグトップに躍り出たが、同トップタイの12勝目とはならなかった。

 打線は初回、先頭・近本が左前打で出塁するもけん制死となり、盗塁数を伸ばせず。8回まで二塁すら踏めない状況が続いた。3点ビハインドの9回に近本、森下の安打などで一死一、三塁と初めてのチャンスを演出したが、4番・佐藤輝、5番・大山が連続三振に倒れて試合終了となった。

 試合内容は完封負けだが、すでに優勝を決めたとあってか藤川球児監督(45)は冷静だった。「最後、いい展開だったんで。あの展開が来ているのでいいかなと」と静観。7日の優勝時と同じスタメン野手で臨んだことに関しては「昨日、月曜日で休みですからね。疲れましたという選手がいれば、考えますが。試合に出たいという選手が集まっているということです」と説明した。

 史上最速優勝の影響で16試合を残してはいるが「負ければまた、それはいい糧として。勝てば何がよかったのか。課題が出る分にはいい」と〝消化試合〟のムードを感じさせることはなかった。