昨年から売却先を探していたツインズのポーラッド家が13日(日本時間14日)、売却方針を撤回した。当然、ファンは喜ぶかと思いきや米老舗誌「スポーツイラストレーテッド」は「ポーラッド家の売却撤回にファン激怒」との記事を掲載した。

 1984年から40年以上同球団を保持するオーナー一族は新たな2社のパートナーを得たことで売却方針を撤回した。この10か月間、ツインズは売却先を探して積極的に動いた。先月の球宴期間中にはMLBのロブ・マンフレッドコミッショナーが「取引が成立すると確信しており、おそらくすぐに成立するだろう」と表明していた。

 だがここに来てまさかの白紙撤回。同記事は「ポーラッド家は、2つの『重要なリミテッド・パートナーシップ・グループ』を追加すると発表したが、今後も支配株主であり続ける」と最新の情報を記した。

 とはいえこれでは収まらない。ツインズは売却を成立させるため球団規模を縮小済みだった。7月末のトレード期限前に主砲カルロス・コレアをアストロズに放出するなど10選手を大量売却していた。同誌はこの動きを「4億ドル(約584億円)以上の負債を抱えていると報じられているチームへの買い手側の関心を高めるための策」と断じた。

 オーナー家はチーム強化を宣言したがファンは一切、信じていないという。同誌は「このニュースが、熱狂的なファンから未来への最大の希望と楽観の源を奪った。それは、新たなオーナーグループがチームを引き継ぎ、常勝チームを築くために多額の資金を投入するという希望だ」とオーナー家による〝シブチン継続〟は避けられないとした。