第107回全国高校野球選手権大会の第9日(14日)第3試合は横浜(神奈川)が綾羽(滋賀)を5―1で下し、2018年以来の3回戦に進出した。

 1点を追う4回から登板した織田(2年)がいきなり自己最速タイの152キロをマークし、5回の二死二塁では自らの中前打で同点とした。6回には連続死球で無死一、二塁とし、小野(2年)のバントが相手の野選と相手ミスを誘って一気に2者が生還して逆転。8回にも相手ミスで2点を追加した。

 綾羽の6人継投の前に打線が苦しめられたが、先発の池田(2年)が3回を2安打1失点、4回から織田が3安打無失点で切り抜け、最後はエース左腕・奥村頼(3年)で締めくくって流れを渡さなかった。村田監督は「打てなくても走塁から、バントから点数が取れた。織田を早めに投入して、一気に流れがこっちに来たかなと。本当に織田には感謝したい」と右腕を褒めた。奥村頼を9回二死から投入したことには「今日は7、8、9回と奥村頼人に投げさせる予定だったが、ゲームの流れがどっちに転ぶか分からなかった。織田が最後の最後まで行って。次は奥村が投げてくれないと。ウチに絶対必要なピース。今日は大きな1アウトを取ってくれた」と説明した。

 敦賀気比(福井)との初戦を7安打完封し、この日も投打に活躍した織田は「監督からピンチの場面になったらいけるように、と言われていた。自分の番がそろそろ来るかな、と思って試合を見ていました。自分が打って同点になってホッとした」と同点打を振り返り、投球内容には「結果として無失点になって流れを持ってこれてよかった。ピンチの場面で投げれたことはよかったけど、四球だったり連打もあったので次回の課題です。一戦必勝で次も勝利に貢献したい」と目を輝かせた。