第107回全国高校野球大会第8日(13日)第1試合は京都国際が健大高崎(群馬)を6―3で下し、2連覇に好スタートを切った。

 昨春王者と昨夏王者による前半戦の大一番。京都国際の絶対エース・西村(3年)と健大高崎・下重(3年)の投げ合いとなったが、京都国際は2―3と1点を追う3回、二死一塁から5番・山口(3年)の適時二塁打で同点とすると、続く猪俣(3年)の中前打で逆転に成功。その後も3番手で登場した注目左腕・佐藤(3年)からも追加点を奪って主導権を渡さなかった。

 エース左腕の西村(3年)は3回に2死球と痛打を浴びて3失点するが、その後はチェンジアップを駆使してタイミングを外し、4回以降わずか2安打に押さえて追加点を許さなかった。9回を160球、4安打、6四死球、3失点。エースの意地を見せつける力投を見せた西村は「格上の相手と言うのは分かっていたんですけど、自分たちの持ち味のチーム力が生きた試合だった。気持ちで負けずに押していった。納得いった球はいってなくて流れが悪い中でも野手のみんながカバーしてくれた。感謝しかない」と汗を拭き「自分が理想とするチェンジアップの使い方は今日はできていなかった」と反省も忘れなかった。

 初戦で大敵を沈めた小牧監督は「個の能力では勝負できないのでチームに束になってやっていくしかない。速い球にくらいつく練習をしていた。見てないところでしっかり打ち込んできた成果だった」と打線を褒め、西村については「最初は不安だったが、球数がかさんで逆にいい具合に力が抜けたのかなと思う。立ち上がりは思い通りにいかなかったけど、去年の経験で踏ん張れるようになったのが1年間の西村の成長だったと思う」と目を細めていた。