阪神は、9日の広島戦(マツダ)に3―1で勝利し、破竹の10連勝でセリーグの貯金を独り占め。2位との直接対決を制し、ゲーム差も今季最大の8・5に広げた。

 先発・大竹耕太郎投手(30)は、6回途中84球を投げて、6安打1失点の粘投で今季5勝目。降雨のため18時30分試合開始となったが、「雨が降った日は俺の日だともって投げたので。なんの問題もなかったです」と言い切る。2回には菊池の適時打で1点を失ったが、3回以降は赤ヘル打線を封じた。

 6回二死からファビアン、小園に連打を浴びて降板となったが、〝鯉キラー左腕〟の粘投に、藤川球児監督(44)は「ローテーションの中に大竹がいることでリズムよく、球数少なくきてくれるのでチームにとってありがたい。またいい感じで次を迎えれれば」とうなずいた。

 大竹の降板後、マウンドに上がったリリーフ陣も安定感のある投球を披露した。6回二死一、二塁から後を継いだ湯浅はモンテロを鋭いスライダーで空振り三振に仕留めた。右腕を信じて送り出した指揮官は「しっかりいってくれた」と目を細めた。

 8回には4番手・石井が先頭の大盛に二塁打を許すなど、一死三塁のピンチを招いたが力強いストレートと変化球で、代打の末包、3番・ファビアンを連続空振り三振に仕留めた。

 9回は5番手・岩崎が2三振を奪う快投で、無失点投球。虎将は「石井はすごく難しいところでアウトを取った。岩崎もタフなゲームになってしまったけど、しっかりやってくれた。またチームとして強くなったんじゃないか、いいゲームの瞬間になったんじゃないかと思います」と頼れるリリーフ陣をたたえた。

 投手陣が10試合連続の2失点以下をマークし、打線も活発な藤川阪神。この勢いのまま2年ぶりのV奪還を目指す。