ロイヤルズのマット・クアトラロ監督が29日(日本時間30日)の本拠地カンザスシティーでのドジャース戦を前に、MLBネットワークのラジオ番組にゲスト出演し、前日28日(同29日)に投手として復帰3試合目を終えたドジャースの大谷翔平投手(30)に対し、「とにかくユニークな存在」と驚きを込めて評した。

 大谷が初回に自己メジャー最速101・7マイル(約163・7キロ)を計測したことが大きな話題となる中、「球速の表示なんて見ていないよ。普段から見ているわけではないし、そもそも彼がいかにボールを速く投げていたかは、電光掲示板の数字を見なくても一目瞭然」と笑うとこう本音をもらした。「とにかく、シーズン中の(投手・大谷との)対戦が1回だけでよかったと思っている」

 その上で「彼は体格も身体能力も抜群。毎日見ている人なら特に分かると思うけど、ケガからの復帰のために日々こなしているトレーニングの消耗は相当なものだ」と、陰で行っている努力にも敬意を示した。そしてマイナーでのリハビリ登板ではなく、メジャーの打者相手にビルドアップする異例の調整法について「彼はメジャーリーガー相手にリハビリ登板しているようなもの。そんな選手、他にいないよ」と語った。

「見るだけでなく、彼がこの競技にとってどんな存在なのか、どんな人物なのか、これからどうなっていくのかを考えるのも本当に面白い」と、その存在の特異性を強調。最後に「今日は彼を4回アウトにしなきゃいけない。簡単じゃないけど、全力でやるよ」と語り、大谷を「とにかく特別な才能」と評して締めくくった。

 試合では宣言通りに4打数無安打に抑えたが、チームは1―5で敗れた。