再びのジレンマか…。巨人は10日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)に2―5で敗戦。同点の8回に救援陣がホークス打線につかまり、連勝も「2」で止まった。
この日から一軍に復帰し「7番・三塁」で先発出場した坂本勇人内野手(36)は、4打数2安打1打点とさっそく気を吐いた。打撃不振のため二軍で調整を続けていたが、4回の第2打席で相手先発・有原から左越えの適時二塁打を放つなど、すぐさま結果を残した。
本人は「これを継続していくしかないと思う。感覚的にもちょっと違う感覚も出てきているんで、もっともっと良くなるようにしないといけないと思う」と浮かれることはなかったが、三塁での好守も含めてさすがの存在感を示した。
この活躍ぶりに、チーム関係者からは「やっぱり坂本の存在っていうのは大きいなと再確認した。彼がいるとベンチもいい意味でピリッとするし、唯一無二の存在だと思う」と評する声が上がった。その一方、大黒柱が際立つとともに叫ばれるのが〝坂本依存〟からの脱却だ。
別のチーム関係者からは「坂本だっていつまでもチームにいてくれるわけじゃないし、今いる若手選手たちもそろそろ坂本のように『コイツがいるとチームが引き締まる』と言われるような精神的支柱になっていかないといけない」と厳しい声も聞かれた。
阿部監督は坂本を一軍に呼び戻すに当たって「チームにとって(坂本が)いる、いないでやっぱり違うところもある。若い選手がたくさんいる中で、浮足立っているなというところが見えていた」と〝本音〟も明かしていた。
その指揮官は「選手全員がキャプテンだという気持ちを持てば、本当に強いチームになる」との思いから、今季はキャプテン制そのものを廃止した。現在の一軍メンバーの大半が20代の若手が主体となっているが、その輪の中に坂本が入るとやはり抜きんでてくるのが背番号6。2022年まで8年間主将を務めた坂本に見劣りしない、キャプテンシーある〝2世〟の出現が待たれる。












