ドジャースは13日(日本時間14日)に本拠地ドジャー・スタジアムでのカブス戦に2―4で逆転負けを喫した。

 打線が7回以降無安打に封じられたが、この一戦は別の角度からも議論を呼んでいる。それは1―1と同点だったドジャースの3回の攻撃。一死走者なしからムーキー・ベッツ内野手(32)が打ち上げた右翼方向への飛球は、ポテンヒットとなった。落下地点には右翼手のカッターと二塁手のニコ・ホーナー内野手(27)が捕球に向かったが、スライディングキャッチを試みたカッターのグラブには収められず、ホーナーは体をよじりながら交錯を避けて駆け抜けた。

交錯スレスレだったカブスのカッター(左)とホーナー(ロイター)
交錯スレスレだったカブスのカッター(左)とホーナー(ロイター)

 野手と野手の間に落ちるいわゆる〝お見合い〟は散見されるが、実はこの時、外野にダッシュしていったホーナーはプレー中に米スポーツ専門局「ESPN」のインタビューを受けていたのだ。

 一死一塁となり、結果的に後続のエドマンとT・ヘルナンデスが凡退したため、試合の流れを大きく左右するものにはならなかったが、米メディアは問題視。「ラリー・ブラウン・スポーツ」は「ホーナーの意識が別のところにあったことは確かだ」と断じ「ESPNの試合中(およびプレー中)のインタビューのあり方には、まだ議論の余地があるだろう。試合の真っ最中の選手の体験をファンに提供しようとしているが、インタビューされる側の集中力や反応速度が低下することもある」と指摘した。

 日本ではプレー中の選手がイヤホンやマイクをつけて質問に答えることなどあり得ないが、MLBではよりリアルな声を届けるケースも少なくない。とはいえ、それによって致命的なミスにつながっては元も子もなく、同メディアは「MLBの多くの選手はインタビューにうまく対応した。しかし、非常に気まずい雰囲気になることもある」とし、今回は後者に当たるとした。

 ファンにとってはたまらない演出だが、是非を巡る議論は再燃している。