第97回選抜高校野球大会第2日第2試合は昨秋の神宮大会王者・横浜(神奈川)が市和歌山に4―2で勝利。2年生右腕&左腕エースの2本柱が躍動した。

 先発・織田翔希投手(2年)は、初回からエンジン全開だった。初球から149キロの直球を投じると、4球目には自己最速となる152キロを記録。横浜高OBで〝平成の怪物〟こと松坂大輔氏が、3年生時の夏の甲子園でマークした151キロを2年生で超えてみせた。

 その後は4回に二死一、三塁から暴投、5回にも中前適時打を浴びて得点を許したが、自慢の速球で相手打線を翻ろう。5回83球を投げて5安打2失点(自責1)でマウンドを降りた。松坂超えの球速をマークしたことについては、「ベンチに戻ってから言われて知りました」とし、「悔しい気持ちでマウンドを降りました。きょうの課題をつぶせるかが、次の試合に向けて大切になると思います」と冷静に振り返った。
  
 さらには2番手・奥村頼人投手(3年)が投打で大活躍。4番に座ると初回から右前打をマーク。3点リードの4回には一死一塁から右翼の頭上を越す適時三塁打を浴びせるなど3安打猛打賞だった。

「初めての甲子園だったので1打席目は浮き足立っているというか、緊張したんですが、それ以降は落ち着いて打席に立つことができました」

 6回からはマウンドに上がり、4イニングを無安打無失点、5奪三振、1四球に抑える圧巻投球。それでも、「入りの部分から圧倒するピッチングを意識していました。(8回の)四球は気持ちの緩みを感じましたし、足りない部分なので次の試合に向けてやっていきたいです」と反省を忘れなかった。最強の二枚看板を誇る昨秋の神宮大会覇者が接戦をモノにし、2回戦に向けて弾みをつけた。