開幕投手が内定している広島・九里亜蓮投手(32)が12日の日本ハム戦で、オープン戦最多の7回3分の1回を投げ、無四球6安打2失点(自責1)と順調な調整ぶりを披露した。
プロ11年目での初舞台へむけ、エンジンのギアが上がってきた。この日の九里は「ゾーンでしっかり勝負しようと思った」と各球種ともに制球の良さが際立った。立ち上がりから140キロ中盤の直球、120~130キロ台のチェンジアップ、フォーク、スライダー、100キロ台のカーブとテンポ良く投げ分けた。
初回、日本ハムの先頭・水野をチェンジアップで空振り三振、続く2回には4番・万波をフォークで空を切らせるなど、この日は「縦」の変化を有効に使い、責任投球回の5回まで連打は1本なし。常にストライク先行の投球で、7回途中までの投球で、5イニングで投球数は15球以下だった。
開幕投手にふさわしい安定感に新井貴浩監督(47)も「順調に来ていると思います。ナイスピッチングでした」と来る本番へ、注文は何ひとつない様子だ。
開幕戦でマスクをかぶる可能性が高い坂倉とのコンビで「しっかり話をしながら上がって、試合中も話をしながらできたので良かった」。オープン戦ながら今季初めて先発の指標でもあるクオリティースタート(6回3失点以内)を優に上回り〝本番〟を想定した96球を投げ終えた。今後は登板間隔を一度空けて登板に臨む予定で、次回が開幕前の最終調整になる模様だ。












