テニスの4大大会全豪オープンで4連覇を目指していた男子世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)に対し、オーストラリア政府は入国ビザを再び取り消すことを決めた。

 ホーク移民相は14日、「私は、公益、健康と秩序を理由にノバク・ジョコビッチ氏の持つビザを取り消す権限を行使した」と声明を発表。「モリソン政権は、特に新型コロナウイルスの流行に関し、オーストラリアの国境を守ることを固く決意している」と話した。

 ジョコビッチは、コロナワクチン接種を免除されたと説明しオーストラリアに到着。しかし国境警備隊に入国を拒否され、収容施設に隔離された。裁判所に訴え、ビザ取り消しを覆す決定を勝ち取ったが再度、政府判断が下ってしまった。

 オーストラリア「7ニュース」は「ジョコビッチの弁護士は、今回の取り消しについて法廷で異議を申し立てる模様」と伝えている。