大坂なおみ 全豪前哨戦の棄権は “優勝フラグ” か 頼れる存在が下す秘技「茂木ストップ」とは

2022年01月09日 05時15分

全豪連覇を狙う大坂なおみ(ロイター)
全豪連覇を狙う大坂なおみ(ロイター)

 早くも〝優勝フラグ〟が立った。女子テニスの世界ランキング13位・大坂なおみ(24)が、約4か月の休養明けで出場していたメルボルン・サマー・セット1(オーストラリア)の準決勝を8日に棄権。理由は激戦による腹部の負傷だが、実は連覇がかかる全豪オープン(17日開幕、メルボルン)への「必勝パターン」となっている。

 昨年は会見拒否、うつ告白に加え、試合中のラケット投げなどメンタル面が低迷したが、昨秋からリフレッシュを図ったことが奏功し、復帰後3連勝と快調だった。大坂は「休み明けに激しい試合が続いて体に衝撃が走った」とツイッターで表明。オーストラリアテニス協会によると「腹部を痛めた」というが「全豪オープンへ向けて万全を期すため」と大事には至っていない。

 幸い軽傷とあって、今回の棄権はむしろ吉兆のサインだ。大坂は昨年の全豪オープン前哨戦「ギプスランド・トロフィー」でも準決勝を棄権し、直後に4大大会通算4度目の優勝。さらに2020年8月の「ウエスタン&サザン・オープン」も決勝戦をケガで棄権し、次戦の全米オープンを制覇した。関係者によると「勝ったままの状態で休養できるのは精神的にプラス」。メンタル面に難を抱える大坂にとって4大大会前の棄権は〝特効薬〟というわけだ。

 この戦術は一部テニス関係者間で「ナオミストップ」とも呼ばれ、新日本プロレス社長時代の藤波辰爾が試合を止めた「ドラゴンストップ」並みの〝秘技〟として有名。絶妙なタイミングで回避の判断を下すのは「チーム大坂」の専属トレーナー・茂木奈津子氏だ。18年の全米オープン初制覇の時もトレーナーを務め、一時陣営から離れた後の19年4月に再契約。大坂の肉体を徹底管理し、年の離れたお姉さん的な存在としても重要な役割を担う。中には「茂木ストップ」と呼ぶ人もいるほどだ。

 陣営内で全幅の信頼を置かれている茂木氏の判断。図らずも優勝確率100%となったが、結果はいかに…。

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