瀬戸大也は五輪金に届くか シドニー銀メダリストが見た本当の状態

2021年04月07日 07時15分

瀬戸大也の現在地は…

 金メダル候補の状態は――。競泳の東京五輪代表選考会を兼ねた日本選手権第4日(6日、東京アクアティクスセンター)、男子200メートルバタフライ決勝では、個人メドレー2種目で五輪代表の瀬戸大也(26=TEAM DAIYA)が1分55秒20で2位に入り、同種目の五輪代表に決定。「素直にうれしい」と話した一方で「負けたことは悔しい。最後はへろへろになっていた」と唇をかんだ。

 昨年の秋、日本水連から年内活動停止処分を受けた瀬戸。2月に実戦復帰を果たしたが、後半の泳ぎに精彩を欠く場面が目立ち、体力面の課題が浮き彫りとなっていた。

 そんな中、現地でレースを観戦した2000年シドニー五輪女子100メートル背泳ぎ銀メダリスト中村真衣氏(41)は、本紙に「本来の瀬戸選手の泳ぎに比べ最後の15メートルぐらいからちょっとブレーキのかかった泳ぎになってしまった」と指摘しながらも「思っていた以上に状態は戻ってきているのかなと。前を見据えている。そんな表情をしているんじゃないかな」と評価。「それにレースの後に自身の課題をしっかり見つけ出していると思う」と期待を寄せた。

 もちろん瀬戸も課題は理解済みで、泳ぎ込みや耐乳酸トレーニングなどで体力強化を図る方針。「夏までに世界と勝負できる体に戻す。応援してくれる方に結果で恩返ししたい」。本番まで約3か月半。日本のエースがようやく調子を上げてきた。

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