池江璃花子「目標を叶えたところを見ていただけたら」大会を終えて

2020年08月29日 20時20分

女子50メートル自由形を終え、涙をぬぐう池江璃花子(代表撮影)

 白血病で長期休養していた競泳女子の(20=ルネサンス)が29日、東京辰巳国際水泳場で行われた東京都特別大会50メートル自由形に出場し、26秒32をマーク。10月の日本学生選手権(インカレ)の参加標準記録(26秒86)を突破した。

 闘病生活を乗り越えて昨年1月の三菱養和スプリント以来、1年7か月ぶりの実戦となったが、復帰については応援する声が上がる一方、心配する意見も少なくなかった。

 そんな中、池江のコーチを務める西崎勇氏(41)は「みなさんに期待していただき、いろんなご意見があるのはありがたいこと。また、体調がまだ万全ではない中、コロナ禍で試合に出るのはどうなのかという意見が出るのは重々分かっている」とした上で「私の中では池江選手がつかみ取った第2の水泳人生というかチャンスなので、池江選手を尊重するというのを第一に考えている」とコメントした。

 ただし、池江の状態を最優先し「本人が無理をして体調を崩してしまったり、感染症にかかることは避けないといけない。もちろん難しいかなと判断したら止める」と場合によっては〝ブレーキ役〟に徹するつもりだという。

 池江はこの日のレースを終え「今回は自分が復帰できたということを伝える機会になったと思っている」と自己評価。昨年のインカレは一時退院して所属の日大を応援し「来(今)年は自分が出る」と宣言していただけに出場意欲は人一倍強いに違いない。今後は「この1年やってきた思いを爆発させて目標を叶えたところを見ていただけたら」と力強く語った