日本オリンピック委員会(JOC)は23日、都内で「TEAM JAPAN シンボルアスリート・ネクストシンボルアスリート」の認定式を行った。

 この日に発表されたシンボルアスリートは13人、ネクストシンボルアスリートは16人。総勢29人の選手たちは「誰もが憧れるアスリート」の象徴としてJOCから認定され、スポーツと通した社会貢献などの役割を担う。

 ネクストシンボルアスリートから〝昇格〟し、新たにシンボルアスリートに認定された体操の東京五輪2冠・橋本大輝(20=順大)は「選ばれたことを光栄に思っています。体操競技の普及、そしてスポーツ界を盛り上げていけるように活動していきます」と所信表明。現役引退した五輪個人総合2連覇の〝キング〟内村航平(ジョイカル)の後継者として期待がかかる中、本人も「航平さんのように体操競技を通じて何か貢献できることがあればしていきたい」と自覚している。

 東京大会では個人総合と種目別・鉄棒を制覇。唯一の心残りは「団体」で金メダルを取れなかったことだ。2024年のパリ五輪へ向けて「日本の体操が一番だということを証明したい。その勢いで個人総合でも連覇したい気持ちがある。自分を超えること、そして自分の理想の演技をすることを目標に毎日頑張っていきたい」と気持ちを引き締めた。

 なお、橋本とともにバレーボール日本代表の石川祐希(26=ミラノ)も「シンボルアスリート」に新規認定。この日は海外遠征中のため欠席となったが、ビデオメッセージで「シンボルアスリートとして活動できることをとても光栄に思い、ワクワクしています。パリ五輪では男子バレーボールメダル獲得を目指します」とコメントした。