男子ゴルフのブライソン・デシャンボー(28)が、親交のあったタイガー・ウッズ(46=ともに米国)との関係断絶を明かした。

 ゴルフにおける理論派で知られ、2020年の「全米オープン」を制するなどトップ選手として活躍。最近では肉体改造により、米ツアー屈指の飛ばし屋となった。そんなデシャンボーが、サウジアラビア政府系ファンドが支援する超高額賞金の新ツアー「LIV招待」の第2戦(6月30日~2日)から電撃参戦している。

 現在は第3戦(29~31日)出場している中、英メディア「デーリー・メール」によると、飛ばし屋はウッズについて「私たちはかなり親しい間柄だったが、あれ以来、話をしていない。自分の方は問題ないので。いつかまた、そういう目を合わせて話せるときが来ればと願っている」とコメント。新ツアー反対の立場を取るウッズは、親友の判断に激怒して絶縁したというわけだ。

 ウッズは「全英オープン」(14~17日)開幕前の会見で「プレーヤーは賞金が保証されている大会のために何をしているのか。練習する意味はあるのか。前もってたくさんの賞金が払われていて、いくつかの大会で54ホールをプレーするだけ」などと批判を展開しており、デシャンボーの行動が理解できないのだろう。

 果たしてウッズは態度を軟化させることはあるのか。米ゴルフメディア「スピン」は、デシャンボーの発言に対するSNS上の反応を紹介し、「タイガーは伝説的な怨念の持ち主だ」との声も。関係修復は難しいかもしれない。