北京五輪開幕日の4日、思わぬハプニングが発生した。この日はフィギュアスケート団体(首都体育館)が行われ、男子ショートプログラム(SP)、アイスダンスのリズムダンス(RD)、ペアのショートプログラム(SP)の3種目を終えて日本は4位。初の表彰台へ向けて上々のスタートを切った。男子SPでは宇野昌磨(24=トヨタ自動車)が、ミスなしの演技を披露して自己ベストを更新する105・46点をマーク。ネーサン・チェン(米国)に次ぐ2位に入った。

 そんな中、リンク外では〝声援騒動〟がぼっ発した。今大会は招待客のみが会場入りできる限定的な有観客開催。大会スタッフによると、この日は約400人が足を運んだという。新型コロナウイルス対策をまとめたプレーブックでは、昨年夏の東京五輪と同様に「声援を送る代わりに拍手で応援を」との記載がある。実際、観客は自国選手が登場しても手に持った旗を振る程度で静かに観戦していた。

 ところが、マルク・コンドラチュク(ROC=ロシアオリンピック委員会)の演技中にロシアのメディア関係者と見られる人物2人が、席から立ち上がって選手を鼓舞。さらに興奮したのか、演技後の沈黙を破るかのように、大声を上げて直接エールを送る行動に出た。

 すると、別の海外メディア関係者が、この〝違反行為〟を問題視。大会ボランティアに「これが続くようなら追い出してほしい」と伝え、ボランティアが注意するひと幕があった。2人は注意を聞き入れておとなしくなったものの、その場には微妙な空気が漂った。

 ちなみにフィギュア強豪国のROCは3種目を終えて首位・米国に続く2位。少々熱くなってしまったのかもしれないが、決められたルールは守らなければならない。