東京五輪開催を反対している有志が16日、都内で大会中止を求める抗議デモを行った。

 デモ参加者約120人は午後7時15分から大会組織委員会が入るオフィスビルを通る約2キロのコースを1時間30分かけて歩き「オリンピックやめろ!」などと強く訴えた。

 デモに参加した「反五輪の会」のメンバーは「怒り心頭です」と切り出すと「東京都の感染者が(1日で)1000人を超えているのに(主催者側は)なぜやめないのか。何を考えているのか分かりません」とバッサリ。

 また、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長(67)が感染状況が改善した場合に観客を入れて開催することを望んでいることについては「どれだけ浮世離れしているのか。現実を見ていないのか、見ようとしていないのか。私たちがどれだけ声をあげても虫けらのように思っているんだろうなとひしひし感じますね」とため息をついた。