合流前から問題だらけ 江田憲司氏はやっぱり嫌われ者

2014年07月08日 09時00分

江田憲司氏

 あのころから変わっていないんじゃないか…。日本維新の会から分党する橋下新党と結いの党の合流に問題が発生している。18、19両日に予定していた合同合宿が延期になったかと思えば、新党準備会の設立も先送り。党本部をどこに置くかでももめており、夏に新党結成というスケジュールに遅れが出そうだ。橋下新党関係者は「やっぱり江田憲司氏はくせ者だ」と警戒感が高まっている。

 

 近ごろ、永田町に長くいる橋下新党関係者が2人集まると、「きっと心を入れ替えているはず」「そうだといいけど、人の性格は簡単に変わらないよ」とささやき合うという。誰のことかといえば、結いの党代表の江田憲司氏(58)のことだ。


 あんなに合流したがっていた橋下新党と結いだが、早くももめている。橋下新党側は新党に「維新」の名称が使われることを希望。しかし、結いは新鮮味のなくなった「維新」を使いたくない。

 

 さらに、党本部の所在地でも橋下新党側は大阪を主張し、結いは東京を主張。お互いに譲らず、予定していた合同合宿は延期に。さらに、新党準備会も先送り。9月上旬に結党大会を行いたいというが、今のままではおぼつかない。


 橋下新党関係者は「党のお偉いさんの口ぶりでは、とっくに『維新』の名称が使えると思っていたのに…。やっぱり江田憲司はくせ者だね」と江田氏が元凶と指摘する。少数政党の結いが橋下新党に数々の要求を突きつけること自体が、違和感を呼んでいる。


 もともと政界には江田嫌いが多い。永田町関係者は「かつて通産省にいた江田氏は橋本龍太郎首相のもとで首相秘書官を務めていました。実はそのころから嫌われ者なんです。虎の威を借る狐とでもいいますか、とにかく態度がでかいし、性格が悪い。どうして橋本氏が江田氏を気に入ってしまったのか今でも分かりません」と話す。


 橋本政権時は“官邸の森蘭丸”と呼ばれ、省庁再編などの調整に当たっていた。この際に政治家や官僚相手にキツイ物言いをしていたという。当時、江田氏は39歳と若く、反感を買いやすかった。「先日、江田氏と同年代の官僚と話していたら、普段は温厚なその人が結いの話になった途端、『江田だけは絶対に認めない』と激しくののしっていてびっくりしたよ」(野党関係者)。江田アレルギーは至るところにある。


 みんなの党の渡辺喜美前代表(62)が8億円借入金問題で騒がれたとき、「情報を流したのは江田じゃないか」と指摘する声があった。「実際にそうかどうかは分からないけど、『江田さんならやりかねない』と思われちゃうのが問題でしょう」と前出の永田町関係者。


 江田氏が新党代表になることに抵抗を感じる人も多い。「『維新』の名前が希望通り使えても、江田氏に代表ポストを渡すことになったら最悪だ」(前出の橋下新党関係者)


 合流の成否は江田氏の性格にかかっている。