社民党の党大会が29日、都内で開催された。4月上旬の党首選で当選した福島瑞穂党首のもとで新しい執行部体制が船出した。
3月から4月にかけて行われた党首選では福島氏、ラサール石井参院議員、大椿裕子元参院議員が立候補。決選投票にもつれ込み、福島氏が当選。当選後の記者会見で大椿氏の発言が封じられる場面があり話題となっていた。
この日、明らかになった執行部人事ではラサール氏が副党首から幹事長に就任することに。国対委員長と選挙対策委員長も兼務する。一方で、大椿氏の名前はなかった。
また、この日採択された大会宣言の中身も騒ぎとなった。宣言の中に「この間、党内部の問題をSNSなどで外部にさらし、外部から党への誹謗中傷が行われるという現代的組織問題が浮上した。このような手法がまかり通るならば、党は容易に内部崩壊してしまうだろう」と書いてある部分が、大椿氏のことを指しているではないかと指摘されているのだ。確かに大椿氏はYouTubeなどで、退席会見などのついて自身の考えを述べることもあった。
党大会後の記者会見で報道陣から、大椿氏を責めるような文言が大会宣言に入ったことを問われると、ラサール氏は「排除するなんてことはない」とした上で「個人を指したということではない。もちろん外で発言することは表現の自由、言論の自由ですからいいのですが、あまりに内部のことを外に向かって発信されると、(党の会議で)大変批判が出まして、むしろそういう人たちに対する文言だったと思っています」と、党内にある大椿氏への厳しい意見を持つ人たちへの意識があったとした。
大椿氏は党の意思決定機関である常任幹事会の常任幹事にもならなかった。ラサール氏は「今日20人の推薦人を集めて、所属県連の推薦があれば立候補できた。だから開かれていた。させないということはない」と、大椿氏も常任幹事に立候補することができたが、立候補がなかったとした。
大椿氏は党大会を受けてX(旧ツイッター)を更新。「今回、私は常任幹事には選ばれませんでした。党首選で私に投票してくださった43%の党員と、とりわけ沖縄の民意を丁寧にすくい上げる新執行部体制である事を願います」と投稿した。党内融和となるのかどうか。












