社民党の党大会が28~29日の日程で行われる。問われるのは党内融和だ。

 社民党は3月から4月にかけて党首選を実施。現職の福島瑞穂党首、ラサール石井副党首、大椿裕子元参院議員の3人が出馬し、福島氏と大椿氏が決選投票へ。その結果、福島氏が当選していた。

 問題が起きたのは当選者会見だった。会見には大椿氏とラサール氏も出席したのだが、記者が2人への質問をすると、司会者が遮ったのだ。発言を封じられた形となった大椿氏は怒って会見を退席。後日、福島氏は配慮が足りなかったと謝罪した。

 退席会見の様子はSNSで拡散され、せっかく13年ぶりの党首選となったのにもかかわらず社民党にマイナスの印象がついてしまった。このマイナスをプラスにするための手腕が福島氏に求められている。

 まずは党大会で人事を固め、党内融和のアピールが必要となる。そのためには大椿氏の要職起用が選択肢としてあるが、福島氏はこれまで人事については「白紙」を強調してきた。

 党大会を含め、ゴールデンウイーク中はメーデーなど社民党がかかわるイベントが続く。福島氏とラサール氏がそれらに参加することは党から発表されているものの、大椿氏については不透明だ。

 さらに、デイリー新潮が27日に「『福島瑞穂』栄えて『社民党』滅ぶ」と福島氏の余裕のある金銭事情を報道したこともダメージとなりかねない。

 法曹関係者は「自身も弁護士で家族も弁護士。以前から金銭には余裕があることは知られていました。だからこそ政治的にブレずに主張していけるメリットがあります。それにお金にはクリーンです」と擁護した。

 となると問題はやはり党内融和。大椿氏は党首選で約4割の票を獲得している。むげにはできないはずだ。