弁護士・野村修也氏(60)が11日、日本テレビ系「ウェークアップ」に生出演。持続化給付金詐取事件で、不法滞在の疑いで谷口光弘容疑者(47)がインドネシア当局に逮捕されたことについてコメントした。

 新型コロナウイルスの持続化給付金を不正に受給したとして、警視庁に指名手配され、インドネシアに逃亡していた谷口容疑者は、8日に現地警察と入国管理局に不法滞在の疑いで逮捕された。

 インドネシア入管当局は、移送先の首都・ジャカルタで谷口容疑者を同席させて記者会見を開催。容疑者は現地の村人に対し、養殖業ビジネスの話を持ちかけていたことなどが明らかになった。

 野村氏は「インドネシアでの逮捕は不法滞在での容疑。今後移送されますと、日本の領空にさしかかったところで、日本の警察が詐欺罪で逮捕することが見込まれている。今回のインドネシア当局での記者会見に谷口容疑者を同伴させた。ちょっと異例な感じがした」と述べた。

 逮捕となったことには「(日本警察と現地当局の)連携がうまくいった面もあるかも知れない」とコメント。

 詐欺事件での被害額は約10億円。「まさに給付に関する社会の様子っていうのは、マイナンバーとの紐づけによって迅速に行われている。そこの改革が必要なのかも知れない」と指摘した。