イングランド・プレミアリーグ昨季王者のマンチェスター・シティーが史上初の〝快挙〟を達成した。昨季収益が宿敵マンチェスター・ユナイテッドの収益を7300万ポンド(約114億6000万円)も上回ったと、英紙「サン」が報じている。

 同紙によると、昨季のプレミアリーグを制したマンCは、欧州チャンピオンズリーグ(CL)でも決勝進出を果たしており、クラブは過去最高となる5億3700万ポンド(約843億円)の営業収益を記録。前季比17%のアップだったという。これに対し、ライバルとなるマンUは昨季4億6400万ポンド(約728億5000万円)で「マンCがマンUを上回ったのは初めてのこと」と伝えている。

 同紙は、コンサルタント会社「KPMG」が作成したレポートを元にし、マンCが昨季にCLの決勝進出によって賞金など1億800万ポンド(約170億円)を稼ぎ出し、テレビ放映による収入は55%増えて2億7900万ポンド(約438億円)になるなど大きく躍進した。

 マンCの人件費や利益または損失についての金額などは開示されていないというが、マンチェスターを本拠地とする2つのビッグクラブによるライバル関係も大きく変化しそうだ。