カタールW杯アジア最終予選で27日に日本代表と対戦する中国で、森保一監督の発言が物議を呼んでいる。
中国「テンセント」は「栄誉の戦いだ 日本の監督が中国を軽視」とのコラムを掲載。森保監督が中国の李霄鵬新監督について「わかっているのは、彼が武漢で監督を務めていたということ。中国代表の監督になってからは、どのようにチーム作りを進めてきたのかがまったくわからない」と発言したことを引用。「これは李霄鵬をあまりにもなめている」と反発した。
また同コラムは「森保一だけではなく選手の田中碧も中国チームに関してかなり無知だ」と指摘。中国について田中が「今はまだあまりわからないが、10~15分プレーして観察していければ」と発言したことにも「中国の戦術をたった10分で把握とは、中国男子サッカーの監督やチームや選手を軽視しすぎではないか?」と不快感を記した。
監督が変わったばかりで情報が少ないのは当然ともいえるが、他の中国メディアでも両者のこの発言は特に注目して報じられている。中国では日本代表と実力差があると誰もが認めているなか「もう少し敬意をみせてほしい」という気持ちがあるようだ。