J1FC東京の長谷川健太監督(55)が、電撃加入した日本代表DF長友佑都(35)について語った。

 FC東京は12日の柏戦(味スタ)で0―1と敗戦。試合後にオンラインで会見した長谷川監督は、この日11年ぶりにチームに復帰した長友について言及。

「長友と話をして、非常に熱いものを彼から感じる。チームに足りない〝熱さ〟を補ってくれる。彼に引っ張られて、そういう選手が1人でも2人でも出てきてくれればチームは勝っていくもの。引っ張る選手がいるかいないかというのは、非常に大きな違いがある」とリーグ戦でなかなか浮上できないチームの救世主として大きな期待を寄せた。

 早ければ次戦となる18日の横浜FC戦(味スタ)での〝日本再デビュー〟にも注目が集まるが「コンディションの部分で、代表戦が終わった後に若干トレーニングしきれていない部分もあるので、そのへんは状態を見ながら18日の試合は考えていきたい」と指揮官。慎重に状態を見極めていく構えだ。

 また、ポジションについては「左右両方できるということなので、どちらかのサイドバックになる」。日本代表にも選ばれているDF小川諒也が左サイドバックのレギュラーというチーム事情もあり、長友を本職の左サイドだけでなく右サイドでも起用する可能性を示唆した。

 レジェンドの長友の復帰で、FC東京のムードが変わってきそうだ。