J1横浜Mは10日、アンジェ・ポステコグルー監督(55)が退任し、スコットランド・プレミアリーグのセルティックの監督に就任すると発表した。

 ポステコグルー監督は、2018年から横浜Mを率い、19年にはチームを15年ぶりのリーグ優勝に導いた。今季もここまでリーグ戦16試合を終え、勝ち点34で3位につけている。今後は、アカデミーダイレクターの松永英機氏(58)が暫定的に指揮を執るという。

 クラブによると、セルティックから監督就任のオファーを受けて以降、ポステコグルー監督とクラブ間で協議を重ねた結果、ポステコグルー監督の意志を尊重する形になったという。

 ポステコグルー監督は、クラブを通じ「横浜F・マリノスの監督になり3年半が経ちますが、新たな挑戦に踏み出すことを決断しました。横浜F・マリノスに関わるすべての人たちに対し、言葉では表すことのできない感謝の気持ちを持っています。コロナ禍で、ファン・サポーターの皆さんの大歓声をスタジアムで聞けなかったことは寂しかったですが、様々な制限がありながらもチームを応援する気持ちは伝わっていました。私と私の家族を代表して、チームスタッフ、選手、素晴らしいファン・サポーターの皆さんに感謝をお伝えします。ありがとう。私は離れても、マリノスファミリーの一員ですし、皆さんは常に私と私の家族の中にあり続けます」などとコメントした。