J1FC東京のDF森重真人(33)がベテランの意地を見せた。

 開幕戦となった27日の浦和戦(埼スタ)は、1点を追う後半41分に自ら同点弾を決め、1―1の引き分けに持ち込んだが、選手たちは緊張感からプレーに精彩を欠く場面が目立った。

 試合後には「自分たちのやりたいことができなかった。もっともっとアグレッシブにボールを奪いにいって、相手の嫌なところを突いていくってことを前半からしないといけなかった。点を取られて、交代選手が入ってからギアは上がったが、前半からしないといけなかった」と反省点を口にした。

 それでも、何とか勝ち点1を奪取し「開幕戦はいつもみんなが硬くなるって分かっていた。その分セットプレーっていうのは攻守で重要だと思っていた。その通りに失点してしまったし、その通りに点を決めれた。何とかアウェーで引き分けに終われたのはよかった」と安堵の表情を浮かべた。

 今後に向けては「もっとアグレッシブに前半から主導権を握って、前半から自分たちが襲いかかるような試合をしたい」と立て直しを誓った。