J1・FC東京のDF中村帆高(23)が攻撃参加に強い意欲を示した。

 大卒1年目の昨季は28試合に出場し、1得点をマークしたが、アシストは0。チームとしてもサイドバックでアシストを決めたのは、8月にドイツ2部ハノーバーに移籍したDF室屋成(26)のみだったという。長谷川健太監督(55)は「アシストという記録に残る数字を結果として出せなかった」と振り返った上で「帆高もクロスを上げる回数は徐々に増えてきているが、最後のところの精度を」と注文をつけた。

 チーム、個人としての課題は中村帆自身も理解済み。今季は並々ならぬ思いを抱いており「一番は得点がいいが、ポジション的にアシストの数字にはとことんこだわっていきたい。もっとサイド攻撃を活性化させられたら、前線の3枚だけに頼らず、厚みのある攻撃ができると思う」と気合は十分だ。

 悲願のリーグ制覇へ、若き力でチームを勝利に導くことができるか。