J1FC東京の大金直樹社長(53)が13日にオンラインで取材に応じ、1月4日に延期されたルヴァンカップ決勝(国立)と今月下旬からカタールでの集中開催で再開されるアジアチャンピオンズリーグ(ACL)に向けての編成方針を説明した。

 柏での新型コロナウイルスのクラスター発生により異例の延期となったルヴァンカップ決勝は来年1月4日での開催が決定。異例の時期での開催について大金社長は「選手のモチベーションやコンディション、契約のこと、来季に向けてのチーム作りに関してもあり、年内に開催してほしいとの要望は出した。ただ、総合的な観点から1月4日にしたいと聞き、私どもはその中でベストを尽くす」と決定の経緯を説明した。

 大金社長が言及したように契約期間外となる一部の外国人選手もいるためチーム編成のうえで懸念も生じるが「昨日決定したばかりなので、どのように対応していくのかこれからになる。クラブとしてはベストで戦いたいので、できるかぎりそうした契約のハードルを越えて編成していきたい」とベストメンバーで臨むべく今後協議を進める方針だ。

 また、24日の上海申花(中国)戦から再開されるACLはカタールでの集中開催で、12月19日の決勝まで進めば最長1か月近く現地に滞在することになり、同時期にあるJ1リーグ戦と重なってしまう。

「相当長丁場になるし試合数も決勝まで行くとかなりの数になるので、それに対応できる人数を連れて行く」との方針を示しつつ具体的なメンバーについては「最終的には名古屋戦(15日、豊田ス)の後に決める予定。主力組がACLに行くのか、単純に戦力を分散するのかはまだ決めていない」と見通しを示した。