〝不敗神話〟カズ起用論高まる 実父は「ゴールも近いよ」

2020年08月13日 01時12分

リーグ戦出場の期待が高まるカズ

 キングが再び存在感を放った。Jリーグ・ルヴァンカップ1次リーグ第3節のJ1札幌戦(12日)で、横浜FCのカズこと元日本代表FW三浦知良が先発出場し、自らが持つ大会最年長出場記録を53歳5か月17日に更新した。試合では無得点ながらも見せ場をつくり、好パフォーマンスを披露。改めて健在ぶりを見せつけ、いよいよリーグ戦での起用を待望する声が高まっている。

 ルヴァンカップ2試合連続のスタメン出場。キャプテンマークを巻いたカズは前半14分にビッグチャンスを迎えた。味方からのスルーパスに瞬時に反応。DFラインを抜け出して、得意の左足でシュートを打ったが、しっかりとミートできず、絶好のチャンスを逃した。

 その後もチームが押され気味の展開の中、カズも守備に回り、自陣ゴール前で必死にボールを追う姿もあった。後半10分までプレーして無得点。最年長ゴール記録の更新は持ち越しとなった。試合は1―1の引き分けに終わり、決勝トーナメント進出もならなかったが、5日の鳥栖戦に続き、カズが大きな存在感を示したのは間違いない。

 この日、カズの取材対応はなかったが、実父の納谷宣雄氏は「リーグ戦でも使ってほしいな。ここから、もっと良くなっていくから」。その理由として「ようやく試合に出始めたから。これで試合勘も戻ってくるし、プレーも良くなる。ケガをしていた選手だって、復帰したばかりのときは良くないだろ? カズヨシもここから状態が上がるから、ゴールも近いよ」と説明した。

 カズに近い関係者もリーグ戦での起用を熱望する。「(横浜FCは)今季のリーグ17位で1勝しかしていない。ルヴァンカップとはいえ、カズヨシの出た試合は2試合(1勝1分け)とも負けていないんだから、そこを考慮すればリーグ戦でも使うべきじゃないか。若手を優先し(MF中村)俊輔(42)もあんまり使っていないけど、このままではファンだって納得しないだろう」と指摘する。

 実際、横浜FCは2018年以降、カズが出場したJリーグの公式戦で11戦連続で不敗という結果を残している。フィジカル的な衰えはあるものの、カズが試合に出場すれば、チームメートの士気も高まる上、相手も〝レジェンド選手〟を意識せざるを得なくなるなど、大きな〝カズ効果〟がある証拠と言える。

 横浜FCは15日にリーグ戦で湘南と対戦するが、再びカズが躍動する姿を見られるか。