【横浜FC】MF瀬沼の決勝ゴールは〝カズ効果〟の結晶

2020年08月06日 02時44分

三浦知良

 Jリーグルヴァンカップ1次リーグ第2節(5日)でJ1横浜FCの元日本代表FW三浦知良が鳥栖戦で先発出場し、53歳5か月10日で同杯最年長出場記録を大幅に更新。ゴールこそ生まれなかったが、惜しいシュートを放つなど好機を演出。チームは〝カズ効果〟で1―0の勝利。抜群の存在感を見せた。

 試合はカズが退いてから一進一退の攻防が繰り広げられたが、後半アディショナルタイムにMF瀬沼優司(29)が貴重な決勝点を奪い、1―0で勝利。このゴールは〝カズ効果〟の結晶といえるものだった。

 瀬沼は2018年7月にJ2山形から加入したものの徐々に出場機会が減り、今季もここまでリーグ戦8試合でベンチ入りすらなし。そんな中でも腐らずに出番を待ち続けたのは、カズの存在があったからだ。

「いつも毎日の練習から背中を見て学んでいる。全く弱音をはかないし、ネガティブなことを言わない。練習のときも『チャンスが来るから頑張ろう』と励ましてくれている」(瀬沼)

 ゴール後、瀬沼は真っ先にベンチのカズの元に駆け寄り、カズも自分がゴールを決めたかのような笑顔で迎えた。出場機会が少ないメンバーのケアは監督の仕事とはいえ、なかなか手が回り切らないのも事実。そうした部分をカズがフォローし、チームのムードを落とさないようにしている。

 下平隆宏監督(48)もカズのピッチ内外での働きを評価。「欲を言えばヘディングが入ってくれたら100点満点以上の好パフォーマンスだった。得点は入らなかったが、持っている存在感を含めて、チームにいい影響をもたらしてくれた」と合格点を与えた。

 リーグ戦4連敗で重苦しかった雰囲気は一変。カズの出番は今後もまだまだありそうで、リーグ戦史上最年長ゴール記録更新で、さらにチームを勢いづけたいところだ。