【横浜FC】カズが5日の鳥栖戦ベンチ入り!最年長ゴールで窮地のJ救う

2020年08月04日 06時15分

いよいよカズの出番だ!

 新型コロナウイルス禍で暗い話題ばかりのJリーグで唯一の光明となるか。J1横浜FCのカズ、FW三浦知良(53)が5日に行われるルヴァンカップの鳥栖戦(駅スタ)でメンバー入りすることが確実となった。PKキッカーも務める方針で、ゴールが生まれれば、もちろん最年長記録の更新。今季初登場のレジェンドにピッチ内外で期待が高まっている。

 オンラインで取材に応じた横浜FCの下平隆宏監督(48)は鳥栖戦に向けて「カズさんに関しては遠征メンバーで行ってもらおうと思っている」と明言した。今季はまだ公式戦で出場機会がないカズだが、低迷するチームの起爆剤として期待は大きい。「今、チーム状況が苦しいので、カズさんがいるだけでも非常にエネルギーを出してくれる」。現在リーグ戦で4連敗中。特に攻撃陣はその間、わずかに1得点と停滞ムードだけに、テコ入れの切り札に指名した形だ。

 現在のカズは「本当にいい準備をしてくれている。相変わらず先頭に立って引っ張っているし、元気だし期待できる」と指揮官が話すように絶好調。DF伊野波雅彦(34)も「カズさんは若い選手たちと本当に厳しいトレーニングをしてフルメニューをこなしている。そういった姿を見ながら若い選手たちは刺激になっている」とカズの存在がチームに相乗効果を生んでいる。

 そして〝大役〟も決まった。PKキッカーについて下平監督は「間違いない。みんな同じ意見」と断言。中断期間中に予告済みの〝ひとりカズダンス〟がいよいよ現実味を帯びてきた。

 カズに寄せられる期待はチーム内だけではない。「サッカーで注目されるのはMF久保(建英=19、マジョルカ)や欧州組の選手ばかりだし、Jリーグで話題になるのはコロナのことばかり。カズさんがゴールすればサッカーファン以外からの関心もすごいし、久しぶりに明るい話題で盛り上がるのでは」と話すのはテレビ局関係者だ。

 Jリーグ関連の報道は連日、新型コロナウイルスに関するものがほとんど。日本代表や東京五輪代表で主力を担うような目玉選手もおらず、ポジティブな話題を見つけるのが難しかった。そんな沈滞ムードのJリーグで、日本サッカー界が誇るレジェンドが活躍すればチームの垣根を越え、ファンやサポーターの〝希望〟になるのは間違いない。

 カズは2011年東日本大震災の発生から約2週間後に行われた復興支援チャリティーマッチでもゴールを決めたように、困難に陥った環境で周囲に希望と感動を与えられる選手。長年日本サッカー界を背負ってきた〝キング〟が、窮地のJリーグの救世主となるか。