武田修宏氏が心配する “Jリーグ大量リストラ”

2020年03月30日 16時40分

Jリーガーの雇用にも大きな影響が…

【武田修宏の直言!!】Jリーガーの大量解雇が始まる――。新型コロナウイルス感染拡大の影響で中断中のJリーグでは各クラブの経営不安がささやかれる中、元日本代表FW武田修宏氏(52=本紙評論家)が緊急指摘だ。来季に向けて親会社やスポンサーが支援の規模縮小や撤退を検討し始めており、今オフに“大激震”の可能性が浮上。選手、スタッフの間にも動揺が広がっているという。

 先日、Jクラブのスポンサーをしている企業の知り合いから「来季は金額を減らしてもらわないと、スポンサーはやれない」って聞かされた。それに、あるJ1クラブ幹部からは来季に向けて親会社から「今季と同じようにはいかない」って経営規模の縮小を求められているという話もね。

 ともに具体的な企業名は言えないけど、今回の新型コロナウイルス問題で本業の業績が悪化したことが理由だろうね。すでに契約済みの今季は仕方ないにしても、来季は同じ金額を提供できないってことでしょう。

 Jリーグでは再開後の日程問題や今季の降格なし、各クラブへの資金援助など、さまざまな対策を打ち出した。ただ、各Jクラブを支える親会社やスポンサーも大きな損害を出している。そこからの資金がストップするとなると、いよいよサッカー界も危ないんじゃないかって感じたよ。

 こうした話を知り合いのクラブスタッフに伝えたら、選手たちも現状をわかっていたらしく「今後はどうなるのかな」って動揺しているみたいだね。クラブの資金が減れば、契約満了となる選手は更新してもらえないだろうし、スタッフも人員整理は避けられない。シーズン後は普段よりも多くの選手、スタッフが解雇になるのは間違いないだろうね。

 特に高額年俸の選手やベテラン勢が“リストラ”の対象になるんじゃない? 誰とは言わないけど、例えば年俸1億円の選手をクビにして、2000万円の選手5人と契約を更新するパターンもあるかな。クラブとすれば予算内で収めないといけないから、十分に起こり得るね。それに外国人選手は真っ先にリストアップされるでしょう。神戸は別としても、他のクラブが今後に海外ビッグネームを獲得する機会はほとんどないだろうね。

 もちろん、みんなの命が大事だからリーグ中断は仕方ない。それにしてもOBとして不安に思うのは選手、スタッフにも家族がいて、生活がかかっているってこと。下部リーグではバイトをしながらプレーしている選手もいるわけで、選手会としても契約のあり方をJリーグ側と話し合うべきじゃないかな。

 これはサッカー界に限ったことではないし、各競技も同じ状況にあるとは思う。コロナ問題が終息し、公式戦が再開しても、何かしらの救済策がないと選手たちは不安を抱えたままになる。一刻も早く対策を考えてほしいよ。