JリーグがVAR前倒し導入「それでも誤審はなくならない」ワケ

2020年02月06日 19時14分

国際審判員の佐藤氏

 日本サッカー協会は6日、東京・文京区のJFAハウスでブリーフィングを行った。

 議題の中心は、Jリーグで今季から導入されるビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)について。本来は来季からの予定だったが、昨季5月のJ1浦和―湘南戦、7月の横浜M―浦和戦でジャッジミスが相次ぐなどして、1年前倒しされる形となった。

 ゴールやPKにかかわる場面など、重要な局面の際には適用されるため、誤審が減ることが期待される。また、選手もビデオで正確にチェックされるということで「選手に文句を言われずに、スムーズに試合が進む」との声も上がった。

 ただ、VARを導入したからといって、誤審が完全になくなるわけではないという。担当者によると「オフサイドラインは2Dですし、カメラの角度によっては線を引けないこともある」と話す。だからこそ、最終判断は主審に任せ、VARはその補助として試合の進行を進めていく予定だ。

 現在は円滑にVARを使っていくために、大学生に協力を得て、レフェリー側と裏方側で連携をとる訓練を重ねている。国際審判員を務める佐藤隆治氏(42)は「どうしても見えないケースが出てきたときに、VARをうまく使いたい」と意気込んだ。