【テキサス州ダラス2日(日本時間3日)発】ガラガラ蛇が完全復活だ。WWEのプロレスの祭典「レッスルマニア38(WM)」(AT&Tスタジアム)初日、メインでは〝テキサス産ガラガラ蛇〟ことストーンコールド・スティーブ・オースチン(57)が約19年ぶりに試合復帰。ケビン・オーエンズを下し、〝最凶男〟健在を証明した。
レジェンドのオースチンはオーエンズの呼びかけに応じ、WMでトークショー「KOショー」出演を受諾。そのトークショーがWMのメインとなり、オーエンズがマイクで「リスペクトがなければスタナーを決めてやる」とアピールを始めた。ここでガラス破裂音が響き渡り、ストーンコールドが登場だ。
「Austin 3:16」と記されたおなじみのTシャツ姿で姿を現すと、地元テキサスに集まった観衆7万7899人は大熱狂だ。GM時代の象徴だったバギーに乗ったオースチンはリングを周回してオーエンズを威嚇。引き締まった肉体と鋭い眼光は変わらなかった。
荒ぶるストーンコールドをなだめたオーエンズは、テキサス州をディスりつつ「ウソをついていた。俺はおしゃべりではなく、あんたと試合がしたいんだ」と反則裁定なしのノーホールドバードマッチを要求だ。観客から「イエス! イエス!」のチャントが上がり、オースチンは「オレの試合は最初はテキサス、最後もテキサスでできるぞ。オレの試合が見たいなら、ヘル・イェーッ!と叫べ」の決めゼリフ。大観衆は当然「ヘル・イェーッ!」と叫び、ガラガラ蛇に試合を求めた。
オースチンには2003年3月のザ・ロック(ドウェイン・ジョンソン)戦以来、試合出場はない。だが、大歓声を受け止めると「レフェリーを呼べ」とひと言。何と19年ぶりの試合出場を決めたのだ。
ゴングが鳴ると、殴り合いを制して、コーナーに倒れたオーエンズを観客のチャントに合わせて蹴りまくり。豪快にコーナーポストにオーエンズを叩きつけると、缶ビールを要求し、ビールをがぶ飲みしながらのファイトを展開した。場外ではバリケードに打ちつけられたが、豪快なラリアートを披露。鉄柱にぶつけられても、オーエンズが持ち出したテーブルに叩きつけてペースを奪われなかった。
場外戦ではオーエンズのブレーンバスターを浴びて一気にピンチに。それでもタイタントロン(大型スクリーン)前のステージで逆襲のブレーンバスター2連発だ。19年ぶりでも、ラフファイト一辺倒ではない試合巧者ぶりを見せつけた。
リングに戻ると、オーエンズは意地のスタナーを発射。オースチンがカウント2で逃れると、パイプイスを持ち込んだ。トドメを狙ってオースチンの背中めがけて振り下ろしたが、ガラガラ蛇にかわされると誤ってロープに打ちつけ、その反動で自爆…。チャンスにストーンコールドはここぞのスタナーだ。必殺技一撃でオーエンズを仕留めピンフォールを奪った。
試合後もかつてと同じように缶ビールで乾杯。ついでに倒れていたオーエンズと、祝福のためリングに上がってきたバイロン・サクストンにもスタナーを決めて、御満悦の表情だ。WM初日は、伝説のストーンコールド復活という大団円で幕を閉じた。












