配信されたWWE・NXT大会でNXT女子王者の“暗黒の逸女”こと紫雷イオ(30)がWWE女子タッグ王者のベイリー(31)、サーシャ・バンクス(28)を蹴散らして存在感を見せつけた。

 5日のスマックダウンでタッグ王者となったばかりのベイリー、サーシャ組と、ティーガン・ノックス、ショッツィ・ブラックハート組がこの日のメインでベルトを懸けて激突。試合は一進一退の攻防となったが、最後はベイリーの援護も受けたサーシャがショッツィをバンクステートメントで絞め上げて逆転のタップ勝ちを奪った。

 するとその試合後、リングにイオが乱入だ。7日に奪取したベルトとともにどこからともなく現れると、勝ち名乗りを受けるベイリー、サーシャ組を襲撃した。スプリングボード・ミサイルキックをベイリーに放ったかと思えば、サーシャには投げっ放しジャーマン。コーナーでぐったりする2人に串刺しダブルニーを叩き込んでリング下へ落とすと、「これが私のNXTだ」と誇らしげに2人を見下ろして、ベルトを掲げた。

 また、次回大会でのトリプルスレッドNXT北米王座戦と、7月10日配信大会でのNXT、北米のダブル王座戦が決定した。リングに登場したNXT王者アダム・コール(30)が、2冠を目指してキース・リー(35)の持つ北米王座への挑戦を表明。リーはすでに2冠達成に意欲を示しているが、ジョニー・ガルガノ(32)、フィン・ベイラー(38)も現れてリングはカオス状態に…。するとウィリアム・リーガルGM(52)がビジョンに登場し、次回NXTでリー、ガルガノ、ベイラーによるトリプルスレッド北米王座戦を決定。そして7月10日配信大会で、その勝者とコールによるダブル王座戦を開催するとした。