主演の座は誰の手に。女子プロレス「スターダム」のアイコン・岩谷麻優(29)の半生を描いた実写映画「家出レスラー」で、主演の岩谷麻優役を演じる最終オーディションが11日の横浜武道館大会で行われた。

 岩谷が2020年に出版した著書「引きこもりでポンコツだった私が女子プロレスのアイコンになるまで」を実写映画化したもので、主演はオーディションで決まる。

 8月にはライブ配信サービス「SHOWROOM」での審査が行われ、ポイント数上位5人と審査員が選出した3人の計8人がこの日のリング上で自己アピールをした。

 最終審査には団体のリングアナウンサーを務める小坂井祐莉絵、岩谷と同じユニット「STARS」に所属する向後桃、橘莉衣、平井杏奈、石塚朱莉、小林可奈、内藤花恋、山岡雅弥が参加。

 岩谷を敬愛する向後は「ポンコツとか落ちこぼれとずっと言われてきた私にとって、岩谷麻優という存在は希望の光でした」と語り「同じように新人時代、ポンコツと言われていた岩谷選手の気持ちは痛いほどよくわかります。そして誰よりも愛を持って演じられるのは私しかいないという自負があります」とアピールをした。

 主演は後日、演技審査、面談を経て決まる。