自称「女子プロレス界の人間国宝」こと高橋奈七永(43)が、スターダムのワールド王者・朱里(33)への挑戦を表明した。

 30日のスターダム大田区大会で、約1年5か月ぶりに古巣マットに参戦した高橋は元WWE戦士・KAIRIとの名コンビ「七海里」を再結成。ワンダー王者・上谷沙弥、レディ・C組と対戦した。

 序盤から高橋は圧巻の強さを見せた。レディのチョップや前蹴りを涼しい表情で受けるや、強烈な一発をお見舞い。高橋がホイップしたKAIRIがレディにダイビングエルボーを決めるなど、七海里の連係もばっちりだった。

 最後は必殺の冷蔵庫爆弾(ダイビングボディープレス)でレディを圧殺した高橋は「今のスターダム、こんなもんか? 背の高い姉ちゃんと飛び技が得意な姉ちゃん、ただ、それだけじゃプロレスはやっていけない。パッションがなければ、やっていけないんだ! というわけで、一つ言いたいことがある」と訴え、ワールド王者の朱里を呼び込んだ。

 王者がリングに上がると高橋は「言いたいことはいっぱいあるけど、私が初代ワールド王者として礎を築いたから今がある。スターダムの歴史もここにたどり着くには私が必要不可欠だった。私がいなければ、朱里のチャンピオンもなかった。私には言う権利がある。パッションがあるなら、そのベルト、高橋奈七永と歴史的な戦いをしようじゃないか」と表明。

 朱里も受諾し、8月21日愛知県体育館大会で予定されるV8戦での激突が決定的になった。

 初代王者の高橋は、今回の挑戦が実現すれば2015年1月に当時の王者・世Ⅳ虎(現世志琥)に挑んで以来、約7年7か月ぶりとなる。

 24日の名古屋大会で中野たむを退け、V7に成功した朱里も「やりたい選手がいる」と口にしており、意中の相手が高橋だったことを告白。注目の頂上決戦になりそうだ。