女子プロレス「スターダム」初出場となったラム会長が大暴れだ。
 
 8日の若手主体興行「NEW BLOOD3」(東京・品川インターシティホール)では、月山和香とシングルマッチで対戦。2度行われた会見では、月山とロッシー小川エグゼクティブプロデューサーにエクトプラズムと呼ばれる白い粉をまき散らし、宣戦布告をするなど試合前から暴れたい放題だった。
 
 過去の仕打ちに怒り心頭の月山は、入場から気合十分。「入魂」と書かれたタオルで顔をかくしてリングイン後、顔をあらわにすると顔面が黒くペイントされていた。

 その姿に動揺する会長だったが、試合が始まるとバックエルボーから馬乗り状態で首を絞める。その後はドロップキックを浴びるも、レフェリーの腕を握りカウントを阻止。レフェリーと月山が言い争っている間に、会長の手には見覚えのある白い粉が…。そのまま顔面にぶちまけ、怨霊クラッチで3カウントを奪った。

 試合後、顔が白黒になった月山から「ちょっと待った! スターダム潰しにきたんだろ? これで終わりかよ」と挑発されると、会長は「『終わりかよ』って一応ね、現時点でいただいているオファーは今日までなんですけど…」と返答。

 それでも引かない月山から「土下座してカード組んでもらうよ。お前と一緒に戦いたい」と熱望される。熱意に負け会長が承諾したところ大江戸隊の吏南が現れた。

「ラムたん。15才の私とタッグ組まない? なんか似てる気がしてならない…」とまさかの提案を受け驚くも「確かに。少なくともアイツ(月山)よりは似てる。ぜひ、よろしくお願いします」と受諾。再びこの大会に会長が戻ってくることが決まった。

 その後、粉まみれのリングを清掃するため選手たちが駆り出された。