正反対コンビが頂点に立った理由とは――。女子プロレス「スターダム」のタッグリーグ戦「ゴッデス・オブ・スターダム」は葉月(24)、コグマ(23)組が初優勝を飾った。

 2人は14日後楽園大会のレッドゴッデス最終公式戦で「東スポ大好き!」(鹿島沙希&フキゲンです★)を撃破。勝ち点で並んだ林下詩美&上谷沙弥との決定戦も制し、優勝決定戦ではブルーゴッデスを突破した渡辺桃&AZMと対戦した。

 試合は抜群の連係で上回り、コグマが原爆固めでAZMを沈めた。「優勝しました!」と絶叫した葉月。2人は同期で、葉月は10月、コグマは6月にスターダムに復帰したばかり。タッグを組む時間は決して長くなかった。またファイトスタイルも〝遊び〟の多いコグマに冷徹な葉月と対照的だ。

 それでも試合を重ねるごとにコンビネーションが向上した理由を、葉月は「忙しくてなかなか会えなくても、常にLINEでやり取りしてましたから。それこそ、ご飯食べてる時と練習してる時以外は」と明かす。

 コグマも「ほんと、リーグ戦中はずっと葉月とLINEしてました。常に送った瞬間既読がつく状態でした」。次なる狙いをジュリア&朱里が持つタッグのゴッデス王座としたコグマは「あの2人が出てきたら勝てないってみんなが思うくらいになりたい」ときっぱり。〝出戻り組〟がスターダムの覇権を握る。