【スターダム】星輝ありさ 岩谷の出会って1分の復帰懇願に覚悟決めた

2019年05月30日 16時30分

星輝は東京スカイツリーを背にキックを披露

【リングを彩る魅惑の女子ファイター】女子プロレス界では、一度引退した選手の現役復帰は珍しいことではない。昨年11月にスターダムのリングに帰ってきた星輝ありさ(23)もその一人だ。

 デビューは2011年1月23日のスターダム旗揚げ戦。15歳で、同じ1期生の岩谷麻優と対戦し、ブラジリアンキックで勝利した。復帰後もフィニッシュとする同技を習得したのは小学6年の時だ。アマチュアキックボクサーとして活躍する父、T―MAX☆310から伝授された。「父のフィニッシャーだったんですよ。一子相伝の必殺技です(笑い)」

 プロレスラーになったきっかけは、同じジムに通っていた風香に誘われ、練習に参加したことだった。だが、12年6月に引退。「楽しいは楽しかったんですけど、いろんなことが重なったんです。進学と、これからどうしようかなっていう迷いと…。そうしたら親から『辞めろ』って言われました」

 14年にはシュートボクシングで2試合に出場したが、その後は表舞台から姿を消した。その間について「勉強をして、2年間は(会社の)経営に集中していました」と明かす。復帰のきっかけをつくったのも岩谷だ。「去年、人生ズタボロの時期があって。『動かなきゃ変わらない』と思って、会いたい人にたくさん会ったんです」。再会後、1分で「復帰してよ」と懇願され「麻優ちゃんに会いたいってことは、自分にもそういう(復帰したい)気持ちがあったんだな」とその場で決断した。

 現在は音楽関連会社の経営、そしてミュージシャンと“三足のわらじ”を履く。「忙しすぎて最近、無双モードになってます。リングでもそれがいい方向に出てる」。4月に「シンデレラ・トーナメント」を初優勝するや、16日にはワンダー王座を奪取し、初めてシングルベルトを巻いた。この勢いで女子プロ界の中心を狙う。