新日本プロレスの高橋ヒロム(32)が、「ジュニアオールスター戦」開催を提唱した真意を明かした。新日本主催ではない団体の垣根を越えた祭典実現の訴えには、団体内外から賛否両論が巻き起こっている。それでもタイムボムを駆り立てるのは、ジュニアヘビー級の地位向上にかける強い思いと、先駆者から受け継いだ使命がある。
ヒロムは8月末にSNSなどを駆使して「ジュニアオールスター戦」を提案した。これに対し他団体ジュニア戦士や、DDTの高木三四郎社長らが反応。団体内ではエル・デスペラードが言及するなど、賛否を含め多くの反響が生まれている。
もちろん現段階では全くの白紙状態だが、ヒロムは「数えるだけで10団体以上は声を上げてくれてるんで、久しぶりにドキドキしましたね。否定的な声も含め、反応があるのはいいのかなと」と手応えをつかんでいる。
望むのは新日本主催ではない、参加全団体が平等な中立の大会だ。「夢のあるものが何年もできてないじゃないですか。『ALL TOGETHER』(2011年8月と12年2月に開催された東日本大震災復興支援チャリティー大会)みたいな一致団結した面白いものをジュニアの選手でやれたら、いろいろなものを見返せるんじゃないかと」
ジュニア限定にこだわるのは、同階級がいまだに団体内で軽視されていることを感じるからだ。7月の戦略発表会を含め大々的にプロモーションされた「G1クライマックス」と比べ、「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」の扱いの差に疑問を感じる部分もあったという。
「新日本以外の団体の事情までは分からないですけど、俺はジュニアにはプロレスを盛り上げる力があるんだということを証明したい。自分たちの階級の素晴らしさを伝えたいなと思いますね」と訴える。
さらに「こういう思いを持ったのは(獣神サンダー)ライガーさんの引退試合をやったっていうのもデカいのかもしれないですね」とも明かす。
20年1月の引退試合の相手を務めた際、ヒロムが「あなたがつくってきたジュニアを、俺が必ず頂点に持っていきます」と約束したライガーは、1994年に団体の垣根を越えた「スーパーJカップ」の開催を提案し実現させた。
ジュニアの地位を高めてきた先人の思いも受け継ぐヒロムは「Jカップとは違った内容で、20年後、30年後につながる大会をできれば」と意欲を示す。開催時期については来年を希望しているという。突如浮上した夢興行は果たして実現するのか。












