新日本プロレス3日の日本武道館大会で「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」優勝決定戦が行われ、Aブロック1位の高橋ヒロム(32)がBブロック1位のエル・デスペラードを撃破し、大会史上初の3連覇を成し遂げた。

 2020年大会の優勝決定戦と同じ顔合わせとなった2人の激突。29回の歴史を誇るBOSJで、過去の優勝決定戦と同一カードが実現するのは史上初のことだ。傑出した宿命のライバル対決は、戦前の想像を超える大激闘となった。

 20分過ぎにリバースタイガードライバーからのピンチェ・ロコを浴びたヒロムだが、3カウントは許さない。カナディアンデストロイヤーで反撃に転じると、トラースキック、ヒロムちゃんボンバーからTIME BOMBⅡをさく裂させるが、今度はデスペラードが意地を見せカウント2で返してみせた。

 掟破りのロコ・モノ(ナックルパート)を放ったヒロムは、逆にロコ・モノ2連発を浴びてダウンしてしまう。それでもピンチェ・ロコだけは許さずに旋回式スタナーを連発。必殺のTIME BOMBを決めてもカバーには行かず、首を極めた状態で繰り出す「TIME BOMB2・5」で死闘に終止符を打った。

 試合後のリング上で特別立会人の藤波辰爾からトロフィーを受け取った。ヒロムは「藤波辰爾さん、ジュニアヘビー級を広めていただき、本当にありがとうございます。そのおかげで世界からこれだけすげえ、こんなにすごすぎるジュニアヘビー級の選手が集まって、こんなにすごい大会ができました」と感謝を口にした。

 大会史上初の3連覇に加え、歴代単独最多4度目のBOSJ制覇。団体旗揚げ50周年のメモリアルイヤーに金字塔を打ち立てたヒロムは「昔のプロレスはすごかったな、よかったな。昔、プロレス、見てました。よく言われます。確かに30年前、40年前、50年前と違い、コスチューム、体の大きさ、いろんなことが変わってきたと思います。でもな…俺たち、レスラーの根底にある闘魂は何一つ変わってねえんだよ! 50周年なんてただの始まりだ。これから先の明るい、いや明るすぎる未来を、もっともっともっと…楽しもうぜ!」と豪語。

「これが俺たちのスーパージュニアだ!」と勝ち誇り、ジュニアの祭典を締めくくった。