女児救出でお手柄オーカーン…なぜパンケーキを持っていたのか トレンド1位獲得も称賛の声には当惑

2022年04月01日 18時00分

当然のことをしたまでじゃ(東スポWeb)
当然のことをしたまでじゃ(東スポWeb)

 女児を暴漢から救う手柄を立て警察から感謝状を贈呈されることが決まった新日本プロレスのグレート―O―カーンが、相次ぐ称賛の声に当惑している。

 オーカーンは3月29日、川崎市内のJR武蔵小杉駅構内で女児が泥酔した男性に両肩をつかまれ連れ去られそうになっていたところを救出。迷惑行為を働いていた男性を片手で取り押さえ、女児の母親がトイレに入っていた合間に起きた事件解決に協力した。4日には神奈川県中原警察署で感謝状が贈呈されることが決まっている。

 その風貌とリング上での言動からは想像もできない心優しく勇敢な行動の反響は大きく、「オーカーン」はツイッターのトレンドランキングで1位も獲得。称賛の声が相次いだ。しかし、当のオーカーンは取材に対し、複雑な心境を明かした。

「まずはこういう大騒ぎになって、申し訳ない気持ちがあるな。称賛してくれるのはうれしいが、これは事件なんだ。めでたいことなんて一切ない。被害者の家族から許可をもらって感謝状を受け取ることを決め、取材も受けたとはいえ、あまり大ごとにしたくないということは知っておったし、その気持ちもくみ取ったつもりじゃった。また、加害者がどんな罪に問われるかは分からんが、本物の聖人君子などおらん。反省して罰を受け入れれば更生はできると思っておる。余が関わってしまったことで、それぞれの今後の人生に悪い影響がないことを祈るばかりじゃ」

 ネット上では救出後の女児に「怖かったよな。パンケーキあるけど食うか?」と呼びかけ恐怖心を和らげていた〝神対応〟も話題になった。なぜオーカーンがパンケーキを持ってJRの駅にいたのかは、この事件で唯一未解決の謎と言っていい。

 実は大の甘党のオーカーンはこの日、焼き肉を食べた後にマクドナルドでスイーツを大量購入し、帰路に就いていた。「事件に遭遇した際、余は左手で桜もちパイを食べておったのじゃ。なので、右手で加害者の脇を差すようにホールドした格好じゃな」。男性を片手で取り押さえた真相は左手の桜もちパイにあり、そんな状態でも成人男性を難なく制御できるあたりにオーカーンの猛者っぷりが垣間見える。

 そして最後に食べようと手を付けずにいたパンケーキを、オーカーンははちみつもつけて女児に手渡した。このエピソードは被害者女児の父親もネット上に書き込んでおり、心温まるエピソードとして感動を呼んでいる。

 とはいえオーカーンのスタンスは最後まで変わらない。「何度でも言うが、当然のことをしたまでじゃ。余のレスラー像など関係ない。目の前に助けを求める者がいたら、女児であれ大人であれレスラーであれ助ける。手を払うものがいるなら誰であろうと叩きのめす。それだけじゃ」と、改めて自身のポリシーを強調していた。

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