新日本プロレス26日大阪城ホール大会で「NEW JAPAN CUP」準決勝が行われ、ザック・セイバーJr.(34)が鷹木信悟(39)を撃破し、4年ぶり2度目の制覇に王手をかけた。

 昨年11月大阪大会のIWGP世界王座戦で敗れたリベンジマッチ。ザックは得意の関節技を駆使して鷹木の生命線である両腕にダメージを加えていった。

 MADE IN JAPANで反撃に転じられると、後頭部へのスライディングラリアート、パンピングボンバーを立て続けに浴びて窮地に陥る。それでもザックはラスト・オブ・ザ・ドラゴンをスリーパーホールドに切り返す。粘る鷹木はザックを担いだ状態でコーナーポストに登り、叩きつける形で落下して技を解除した。

 しかし、マットに叩き付けられても、なおザックは再び執念のスリーパーホールドに捕獲。意地でギブアップを拒む鷹木を完全に絞め落とし、レフェリーストップで激闘に終止符を打った。

「オーマイゴッド! 勝ったとはいえ、今日は間違いなく人生で一番キツイ試合だった。王者に引けを取らない強さだ。アイツはサムライそのものだ」と振り返ったザックだが一息つく間はない。翌27日大阪城大会では内藤哲也との決勝戦が控えている。「俺のNJC優勝はセニョール・ナイトーにも誰にも止められない。例え俺がヘルニアだったとしても、このトーナメントの優勝は阻止できない」と揺るがぬ自信をのぞかせていた。