新日本プロレスは9日、来年1月4、5日東京ドーム大会の第1弾対戦カードを発表した。

 プロレス界の年間最大興行は今年同様に来年も2日間開催となる。初日の4日大会ではIWGPヘビー級&インターコンチネンタル王者・内藤哲也(38)がG1クライマックス覇者・飯伏幸太(38)と2度目の防衛戦を行うことが決定。5日大会では同戦の勝者に2冠挑戦権利証保持者のジェイ・ホワイト(28)が挑戦する。

 この決定に至るまでの経緯は複雑だ。G1覇者に与えられる2冠挑戦権利証が7日大阪大会で飯伏からジェイに移動。ジェイは権利を獲得したはずの1・4での挑戦ではなく、翌日5日大会での挑戦を宣言した。

 ジェイの要求は明らかな越権行為ではあったものの、内藤はこれを認める一方で、自身は2日連続でのタイトルマッチを行いたいと意向を表明。4日大会の挑戦者にはG1覇者である飯伏を指名した。

 結果的には内藤、ジェイ双方の希望が通った形で、カードが決まったことになる。紆余曲折を経たドーム2連戦の行方は果たして――。

 また1月4日大会ではオカダ・カズチカ(33)とウィル・オスプレイ(27)のスペシャルシングルマッチが行われることも合わせて発表された。