【新日本】高橋ヒロムがライガーとの約束を果たす 前人未到のIWGP2階級同時戴冠だ

2020年07月24日 11時30分

ライガー(下)の引退試合でジュニアを〝継承〟したヒロム

 新日本プロレス25日の愛知県体育館大会でIWGPヘビー級&インターコンチネンタル2冠王者のEVILに挑戦するIWGPジュニアヘビー級王者・高橋ヒロム(30)が、史上初のジュニア勢による頂点を狙う。追い続けた夢を実現させてジュニアのレジェンド、獣神サンダー・ライガーとの約束を果たす。

 決戦を控えた2人の抗争が激しさを増している。「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」を裏切り「バレットクラブ」入りしたEVILから造反をそそのかされたヒロムは動揺を装って欺き、唯一の前哨戦(20日)では奇襲に成功。「『EVILだまし大作戦』のために皆さまにうそをついて申し訳ありませんでした…」と謝罪しつつ「力の差を感じることはなかった」と王座奪取の手応えをつかんだ。

 今回の2冠戦は、ユニット内の内輪もめだけに起因する話ではない。「あくまで(自分が)ジュニアヘビー級王者っていうのがポイントなんです。王者じゃなければ挑戦しないし、この対決はなかった。俺はIWGPヘビーとジュニアの2つが世界で最高のベルトだと思ってるんですけど、その中でもIWGPジュニアこそ最強だっていうのを証明したい」という強い思いがある。

 身長171センチのヒロムはかねて「小さい人間が大きい人間に勝つことにロマンを感じていた」。ファン時代からジュニア勢の戦いに魅了された。特に金本浩二が2006年のG1クライマックスでベスト4入りした時の興奮は今も忘れられない。「あのときの心臓のバクバクを俺自身で味わいたい」と金本、プリンス・デヴィット(現フィン・ベイラー)以来3人目となるジュニア選手のIWGPヘビー級王座挑戦を心待ちにする。

 今年1月にはライガーの引退試合の相手を務め、「あなたがつくってきたジュニアを、俺が必ず頂点に持っていきます」と誓った。「『あなたより有名になってやりますよ』っていう意味もありました。ジュニアとして、IWGPヘビーのベルトを取ることは一番の近道なんじゃないかな。俺は全てにおいて頂点に立たないといけないんです」。2階級同時戴冠となれば前人未到の快挙となる。夢をかなえるためにも運命のリングに立つ。