全日本プロレスの春の祭典「チャンピオン・カーニバル」のAブロック公式戦(23日、千葉・2AWスクエア)で、ストロングハーツの入江茂弘(32)とT―Hawk(34)の同門対決が実現した。

 共にここまで勝ち点4。勝てば首位のジェイク・リーに並ぶとあって、試合は序盤から遠慮なしの激しい攻防となった。頭突き、エルボー、チョップにパンチと激しい打撃も交錯。終盤まで互いに譲らぬ熱戦を繰り広げ、パワーボムで叩きつけられたT―Hawkがワキ固めで切り返し、それを入江が返してフォールに入ったところで時間切れが告げられた。

 勝ち点5で痛み分けとなった両者は、優勝決定戦(5月4日、東京・後楽園ホール)進出をかけて24日の東京・後楽園ホール大会で公式戦最終戦に臨む。T―Hawkはジェイク・リーと、入江は芦野祥太郎と対戦し、両者が勝てば勝ち点7で首位に並び優勝決定戦進出をかけて再度戦うことになった。

 まさに大一番だが、T―Hawkは「ジェイク・リー…。お前に弱点はねえよ。だけど、そこがお前の弱点だ」と打倒ジェイクに秘策あり。入江は「明日勝てばもう1回T―Hawkと、だろ。そこでT―Hawkから3つ取って優勝してやる!」と意気込んだ。

 また、もう1試合行われたAブロック公式戦はジェイク・リーが本田竜輝を下し3勝1敗で勝ち点6とした。